QUAD ESL-57 研究 その六

まずは大発見から。
何と、ユニットは平らに作られていて、上下に無理やり湾曲して装着されているのです。
何だ、そんなことか、拍子抜けだ・・・と言われると困るのですが、これまでは、グリルは湾曲していても、ユニットは平らに装着されているのだろう・・・・もしかすると、ユニットも湾曲して作られているのかな、くらいに思っていました。

これがフレームです。 湾曲しているのが判ると思います。 面白いのは、中央部分です。 中高域ユニットを左右後ろで支える板が中央に二本立っているのですが、これが何と下半分しかありません。 これでは、中高域ユニットの上半分と、低域ユニットのこの部分は湾曲しないのではないか、あるいは、中途半端にしか湾曲しないのではないか、と思ってしまいます。 これでいいんですかねーーー



ユニットの話の前に寄り道です。
フレームの、低域ユニットの左右端後ろの木枠 ( リア・グリルが止められている下地でもある ) は合板なんですが、それが劣化してかなり剥がれていたので補修しました。
右は、補修後の下部・角です。 はみ出したボンドはきれいに取り除きます。



ユニットの話に戻ります。
実は、前記の大発見と同時に、レストアをする際の技術的な問題にも気付いていました。
それは何かというと・・・・またまた次回のお楽しみということで。


              づづく・・・
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